【子宮筋腫】知らないと怖い女性の病気|症状と治療法を学ぼう

kinshu

子宮筋腫は女性特有の病気のためパートナーに相談しづらくて、ひとりで不安な気持ちになっていませんか?この記事では子宮筋腫の種類や症状、そして気になる治療法と妊娠との関係について解説します。確かな知識を得て、不安を払拭しましょう。

 

子宮筋腫の種類と初期症状を知っておこう

 

子宮筋腫の種類は3つ

子宮筋腫は筋腫が出来る場所によって3種類に分けられます。

 

筋層内筋腫

最も多い子宮筋腫で、子宮の筋肉の内側に筋腫が出来るものです。

 

粘膜下筋腫

子宮筋腫の約1割ほどがこの粘膜下筋腫と言われており、子宮内膜のすぐ下に筋腫が出来ます。症状が出やすいのが特徴です。

 

漿膜下筋腫

子宮筋腫の3割ほどがこの漿膜下筋腫で、子宮壁の外側に筋腫が出来ます。筋腫の成長に伴い他の臓器を圧迫して症状が出てきます。

 

では次に、子宮筋腫の初期症状を見ていきましょう。

 

子宮筋腫の初期症状?生理・貧血・下腹部や泌尿器の症状

 

初期症状1:生理の出血が多い・生理が長い・血の塊が混じる

子宮筋腫ではしばしばこのような症状が見られることがあります。というのも、子宮筋腫が出来ると、筋腫の大きさだけ子宮内の面積が広がるため生理ではがれ落ちる子宮内膜の量が多くなるからと考えられています。

 

初期症状2:立ちくらみや倦怠感などの貧血症状

生理の出血が多い、あるいは血の塊が混じるなど、出血によって貧血の状態になります。顔色も悪くなり日常生活や仕事に支障を来すでしょう。

 

初期症状3:足腰のしびれ・頻尿・下腹部の違和感

筋腫が成長すると他の臓器(膀胱など)を圧迫することから、これらの症状が引き起こされます。

 

検査方法と治療法|放置せず早めに病院へ

生理がおかしい、泌尿器まわりや下腹部の違和感など気になる時は放置せず早めに病院に行きましょう。とはいえ、検査方法や費用が気になりますよね。ここでしっかり解説します。

 

子宮筋腫の検査内容?超音波検査・内診で早期発見

子宮筋腫の検査は一般的な問診と尿検査・血液検査、超音波検査・内診が行われます。超音波検査や内診で子宮筋腫が確認されると、位置や大きさを特定するためにMRI検査や子宮鏡検査などを行います。

 

超音波検査は1cm未満の小さな筋腫を特定することが出来ますし、内診ではほとんどの子宮筋腫を発見することが出来ます。

 

治療内容は大きく分けると薬物療法・手術の2種類

子宮筋腫が発見された場合は治療に移ります。子宮筋腫というというと手術を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、すべて手術するわけではありません。

治療は基本的に子宮を残すことを第一に考え、ここから年齢・大きさ・筋腫の場所や数など総合的に治療方法を決定します。治療方法は「薬物療法」と「手術」の2種類に分けられます。

 

薬物療法について

子宮筋腫の発育は女性ホルモンの分泌に依存します。そのため薬物療法は女性ホルモンの分泌を抑え、無月経の状態として子宮筋腫の発育を止める、あるいは小さくする方針で行われます。

 

開腹手術となると身体に大きな負担がかかってしまうため、子宮筋腫の大きさを10cm以下に抑える目的で行われる薬物療法を「術前投与」といいます。

また閉経が近い場合は子宮筋腫の発育を抑えて閉経まで持ち込む「逃げ込み療法」が取られることもあります。

 

また妊娠した時に似たホルモン状態になると症状が軽くなることもあるため、黄体ホルモンやピルが用いられることもあります。その他、漢方薬など色々な薬が用意されています。

 

子宮筋腫の手術について?どんな時に手術をする?手術の方法は?

子宮筋腫の手術は年齢や大きさなど色々な条件を考慮して行うかどうか決められますが、基本的に日常生活に支障が出ている、あるいは筋腫が大きい、休息に大きくなるタイプであるといった場合に検討されます。

 

手術治療は大きく分けて、子宮をすべて摘出する「子宮全摘出手術」と子宮筋腫のこぶだけを取る「子宮筋腫核出術」の2種類があり、手術は開腹手術だけでなく、筋腫の状態によって可能であれば内視鏡を使った手術でできる限り負担の少ない方法が選択できます。

 

妊娠への影響は?

 

不妊の原因がわからない時は手術も考慮する

子宮筋腫があると妊娠しにくいと言われています。というのも、筋腫が原因で子宮内膜に凹凸ができるため着床しづらくなると考えられるためです。筋腫があるからといって絶対に妊娠しないわけではありませんが、不妊の原因がわからない場合は筋腫の除去も検討に値するでしょう。

 

子宮筋腫の手術をしても妊娠できる

自然妊娠は十分に可能で、50%以上のケースで自然妊娠したというデータもあります。子宮筋腫の手術をしたからといって不妊治療が必要になるわけではありませんし、妊娠をあきらめることもありません。

 

手術は入院2日?1週間・費用は20万円?25万円が目安

手術は入院を伴いますが、筋腫だけを摘出する手術であれば数日の入院で済むケースが大半です。子宮全摘出手術は1週間ほどの入院となります。費用は筋腫の場所や大きさなどによって異なるものの、20万円?25万円が平均金額です。

 

ほとんどの場合、妊娠中は手術しません

なおほとんどの場合、妊娠中は子宮筋腫の手術は行いません。医学的にはまだ議論されている段階ですが、手術によって流産や早産の危険性が高くなると考えられているためです。

 

まとめ

子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、症状の辛さや赤ちゃんの出来づらさなどがある場合は腫瘍の摘出手術を行うことがあります。無症状のことがあるため、婦人科の検診を定期的に受け、月経や下腹部の違和感や痛みが続く場合は受診しましょう。仕事や家事、育児などに追われてついつい無理や我慢をしてしまいがちですが、身体のことを第一に考えてくださいね。