生理痛がひどいなら子宮内膜症かも?その原因や症状など

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『子宮内膜症』という病気名は女性なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?乳がんや子宮頸がんに続き、近年増え続けているこの子宮内膜症という病気について今回は徹底的に説明&解説していきたいと思います。

 

子宮内膜症とは?

子宮内膜症という病気は、卵巣や卵管など子宮以外の場所に、本来子宮の中にしかないはずの子宮内膜の組織ができてしまうという病気です。生理の時にこの組織からも出血がありますが、排出する出口がなくその場に血液が溜まり続けてしまいます。つまり、子宮内以外で生理が起きている、この状態こそが子宮内膜症と言われてます。

国内に100~200万人の患者がいると言われ、特に20~30歳代の女性に多く発症がみられるんだとか。その割合は正常に生殖機能が働いている女性の約10%となかなか高い確率なので、女性なら誰しも他人事ではない病気なのです。

子宮内膜症自体は悪性ではないですが、腫瘍の一種なので定期的に病院で検査を受け、早期発見で治療することが重要となります。

 

子宮内膜症になってしまう原因は?

子宮内膜症が発生する原因は、今現在のところまだはっきりとは解明されていません。ですが、一説には、ストレスやアレルギー、また喫煙の可能性もあるといわれています。現代は、ストレスとアレルギーが原因といわれている病気は本当に多く存在しているので、子宮内膜症もその一つかもしれませんね。

 

症状はどんなもの?

子宮内膜というのは生理が近づくにつれ剥がれ落ちていくものです。しかし、子宮内膜症で子宮以外の場所にできた場合に同様の働きをしても、剥がれ落ちた子宮内膜は体外に排出されずに溜まり、これが他の臓器との癒着を起こして様々な症状を引き起こすと考えられます。

 

ひどい月経痛

とくに言われているのは、ひどい月経痛をはじめとする痛み。内膜症のある場所、大きさ、癒着の程度などによって症状はさまざまですが、主に生理痛や下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛、慢性骨盤痛などが現れるんだとか。

子宮内膜症になっていても、はじめのうちとくに自覚症状がないため気づかないことも多いそうですが、生理を繰り返す度に痛みは強くなっていきます。進行すると日常生活に支障をきたすほどの痛みを感じることもあり、ひどい場合には毎月寝込んだり、痛み止めが効かなくなるほどになってしまう場合もあるようです。

 

不正出血

また痛みはなくとも不正出血があったり、経血量が多かったり、レバー状の塊が出ることもあるそう。

 

不妊症

子宮内膜症だからといって必ずなるわけではありませんが、不妊症を合併する確率も約50%あるんだとか。子宮内膜症の人が100人いたら、50人は何の問題もなく自然妊娠することができますが、残りの50人は不妊症になる可能性があるということです。

子宮内膜症による炎症や癒着が組織を変形させてしまうため妊娠が妨げられてしまう場合もあれば、子宮内膜症に伴って分泌されるさまざまな物質によって周囲の化学的な環境が変化し、妊娠を妨げる場合もあるのです。

 

早期発見するには?

 

月経痛がいつもよりひどい場合は要注意

子宮内膜症の発症した初期には生理時以外の腹痛などの症状はありませんが、進行していくにつれ腰痛や下腹痛、性交痛、排便痛などが出現します。ですので、早期発見の一番のポイントは、徐々に悪化していく生理痛です。

また、不妊症かも?と思った場合にも一度婦人科で子宮内膜症の有無を検査することがおすすめ。また、遺伝性もあると言われているので、身内に子宮内膜症を患ったことのある人がいる場合早めに産婦人科を受診することが早期発見への近道です!

 

子宮内膜症の治療法とは?

子宮内膜症の治療法は、大きく分けると「薬物療法」と「手術療法」の2つになります。年齢や症状の度合い、発生箇所、今後の妊娠希望などを勘案して、どの治療を行うかを主治医が決めます。

 

ホルモン療法

まず、薬物療法のひとつ擬似的に閉経状態をつくる『偽閉経療法』。エストロゲンの分泌を抑えることで月経を止め、閉経した状態にします。症状は軽くなりますが、閉経と同じようなホルモン状態にするため、副作用として更年期障害と似た症状が出ることもあるそうです。

薬物療法のふたつめとして、擬似的に妊娠状態をつくり、妊娠中と同じようなホルモン状態にすることでエストロゲンの分泌を抑え、月経を止める『 偽妊娠療法』。擬閉経療法と比較すると、副作用が少なく長期間に渡って服用することが可能なんだそう。治療効果が薄いため、長期治療が必要と言われます。

 

腹腔鏡手術

手術療法のひとつとしては、お腹を切開せず内視鏡をみながら処置する『 腹腔鏡手術』。症状が軽い場合はこちらが選択されやすいようです。手術跡が目立たず、痛みも少なく社会復帰も早いです。

 

子宮切除

手術療法のふたつめは、腹部を開腹して手術を行う『 開腹手術』。病巣が大きく、子宮・卵巣・卵管すべてを摘出する必要がある場合は開腹手術が選択されます。

 

タンポンを使用すると子宮内膜症になりやすい?

子宮内膜症は月経血の逆流が関わっていると言われていますが、月経の血の中には剥がれ落ちた子宮内膜が含まれています。

タンポンを使用すると月経血の逆流を促す心配があると思ってしまいがちですが、その可能性はないそう。つまり、タンポンを使用することで、子宮内膜症になりやすいということは無いということになりますね。

 

まとめ

いかがでしたか?女性であれば必ずしも子宮内膜症になってしまう可能性があります。ぜひ自分の身体をしっかりと見つめ直し、定期的な健康診断、またなにか少しでも不安なことがあればすぐに病院にいくことをこころがけましょう!