乳がんの症状|もしかして…のリスクを避けるチェック方法と治療法

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現在乳がんに罹患する方が急増している状況ですが、今後は更に患者数が増えると言われています。決して他人事ではなく、アナタが患者になるかもしれないリスクを考慮して、乳がんの症状や病気の存在を確認するチェック方法、治療法についてご紹介します。

乳がんの症状とは

乳がんの症状は自分では気づきにくいと言われており、かなり進行してから気付く事例も少なくありません。早期発見が完治に繋がりますので、以下の症状に心当たりがある場合には早い段階で医師に相談してください。

痛みを伴う

乳がんで痛みを伴う場合は非常に稀なケースと言われていますが、実際に痛みを感じる患者さんも少なくありません。乳がんによる痛みなのか、その他の病気に伴う痛みなのか素人では判断できないので、痛みを感じた場合には早めに受診しましょう。

 

【乳頭や周辺が痛くて熱を持っている場合】

乳がんの中でも特に珍しい炎症性乳がんの可能性も考えられます。赤く腫れて毛穴が目立つようになってきた場合はすぐに医師へご相談ください。

 

【乳頭や周辺が痛痒い場合】

授乳中の方は特に疑われるのが乳腺炎です。乳腺炎の可能性が高くても自己判断をせずに、必ず医師に相談しましょう。

発熱が続く(微熱)

乳がんの初期症状でよく報告されているのが微熱が続くことです。風邪をひいているわけでもないのに微熱が続き、体を動かすとすぐに疲れてしまうという場合には注意が必要です。

重症に感じられないためつい見逃してしまいがちですが、しばらく経って検査をしてみたら乳がんが発見されたという事例もあります。原因不明の微熱が2週間以上続いている場合には必ず医師に相談しましょう。

しこりがある

典型的な症状としてよく言われているのがしこりです。実際に触れてみると石が入っているのかと思うくらい硬く感じるようなしこりもあれば、これがしこりなの?と思えるような微妙な硬さの場合もあるようです。

触ってみてしこりだと判別できる大きさは1センチ以上に成長している場合ですが、バストが大きい方は分かりにくい場合もあります。確実にしこりだと判別できる大きさは2センチ以上と言われていますが、しこりがあっても必ず乳がんだとは限りません。

乳頭分泌が確認できる

乳がんの可能性が高いのは片側の乳頭から分泌物が認められる場合で、特に血液が混じっている分泌物が認められる場合には詳しい検査が必要になります。この症状が確認できた場合はすぐに病院を受診してください。

授乳中の方は母乳なのか病的な分泌物なのか判別しにくいため、自己判断ではなく必ず医師に相談しましょう。

早期発見が大事!セルフチェックの方法

乳がんはセルフチェックによって早期発見も可能で完治を目指せる病気です。アナタの体を守るのはアナタ自身であることを自覚し、念入りにチェックしてください。

チェックポイントは乳房の形がいびつになったりへこんでいないか、しこりがないか、分泌物がないかなどです。セルフチェックは生理の1週間後に毎月一回は実践しましょう。

入浴時のセルフチェック

  1. お風呂に入る際に鏡の前で気をつけの姿勢で胸を観察
  2. 両腕をまっすぐ上に伸ばして胸を正面と横、斜めなどの角度から観察
  3. 乳頭を軽くつまんでみて分泌物が出ないか確認
  4. 体を石鹸で洗っている時に、腕を上げて胸に円を描くようにしてしこりの存在を確認
  5. 指を揃えて脇の下のリンパ節を触ってみて腫れていないか確認

乳がんのステージと治療・手術のこと

乳がんの進行についてはステージという表現で分類されており、それぞれの段階によって治療方法が異なります。詳しい検査を実施した結果、医師がどのステージに該当するのか、どのような治療法を実施するのか説明してくれます。

乳がんのステージ

【0期】

非湿潤がんと呼ばれている段階で、早期の乳がんと診断された場合に該当します。

 

【Ⅰ期】

しこりが2センチ以下の段階で、がんが乳房の他には転移していない状態です。脇の下のリンパ節にも転移が認められません。

 

【Ⅱ期】

  • Ⅱa期~しこりが2センチ以下で脇の下のリンパ節に転移が認められる場合、しこりが2センチから5センチ以下で脇の下のリンパ節に転移が認められない場合
  • Ⅱb期~しこりが2センチから5センチ以下で、脇の下のリンパ節にも転移が認められる場合

 

【Ⅲ期】

  • Ⅲa期~しこりが2センチ以下で、脇の下のリンパ節に転移して癒着が認められる場合など
  • Ⅲb期~しこりの大きさや脇の下の転移に関係なく、しこりが胸壁に固定している状態など
  • Ⅲc期~しこりの大きさに関係なく、脇の下や胸骨のリンパ節に転移が認められる場合など

 

【Ⅳ期】

骨や肺など他の臓器に転移が認められる場合

乳がんの治療方法

がんの大きさによって異なり、がんが小さければ乳房温存手術や放射線治療法で完治する場合もありますし、大きい場合には乳房切除手術が行われる場合もあります。併せて薬物療法も実施される場合もあります。

症状をよく見極めたうえで最適な治療方針が医師から示されるので、納得できるまで説明してもらうことが大切です。

乳がんの発症リスクと年齢

乳がんを発症する方は年々増えていますが、最も多いのは40代から50代と言われています。しかし、若い年齢の方も発症する事例が増えているので、年齢を問わずに発症リスクがあると考えた方が良いでしょう。

40~50代に多い理由

乳がんを発症するのが40代から50代に多いと言われているのは閉経のタイミングに重なることから、女性ホルモンのバランスが急に崩れることが原因になっていると考えられます。この他にストレスや食生活の乱れ、運動不足などの要因も重なることで発症リスクが高まると言われています。

若年性乳がんのリスク

中年以降の女性に多く発症すると言われている乳がんですが、近年は35歳未満の女性が発症する若年性乳がんも増えています。しこりの存在に気付いて乳がんが見つかる事例が多いので、セルフチェックがいかに重要かおわかりだと思います。

最後に

乳がんは早い段階で発見できれば決して恐ろしい病気ではありませんが、誰もが発症する可能性がある病気だと考えてください。定期的にセルフチェックを継続していたおかげで異変に気付き検査を行った結果、乳がんが発見されている事例がとても多いのです。ぜひアナタも日常生活の習慣に乳がんのセルフチェックを取り入れてください。