関節リウマチは女性に多い?原因から治療まで徹底解説

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関節リウマチとは膠原病の1つである病気です。関節リウマチは指先に症状が現れることから、発症すると生活や仕事にも影響が出ることも。ここでは、関節リウマチの原因から治療まで詳しく説明します。病気の特徴を理解して、しっかりケアを行いましょう。

関節リウマチとは?

関節リウマチとは、関節に炎症が起こることで関節が正常に機能しなくなる病気です。関節リウマチが含まれる膠原病とは、関節、皮膚、血管、筋肉などに起きた炎症が原因の病気の総称です。

関節リウマチの原因とは?

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関節リウマチの原因は、生活習慣や遺伝など複数あげられますが、多くの場合が次の原因だと考えられています。

免疫異常

関節リウマチは、本来ならば体外から侵入してきた病原菌などから体を守るために働く免疫システムが正常に機能しない免疫異常で発症するとされます。

関節と免疫の関係性

関節リウマチは、免疫システムがなんらかの原因で正常に働かなくなったことから、関節の正常な組織を攻撃することで発症し関節が破壊されていきます。

初期症状は?

関節リウマチになるとどのような初期症状がでるのでしょうか。以下のような症状に気づいた場合は注意が必要です。

こんな症状が出たら要注意

関節リウマチの初期症状は、手の指や手首などの部分が朝になるとこわばるようになります。この症状は朝起きてから30分以上続くことがあり、衣服のボタンが外しにくい、歯ブラシが持ちにくい、ドアノブを回しにくい、家のカギを開けにくいなど動作に違和感を感じるようになります。

進行するとどんな症状が出る?

関節リウマチは進行すると症状の現れ方に変化が見られるようになります。症状の変化は次のような特徴がります。

関節の一部から全身へ

関節リウマチが進行すると、起床時だけに見られる手を動かしにくい初期症状から、症状を自覚する時間帯も長くなり、やがてはひじ、股関節、ひざ、足首など全身に症状が広がるようになります。

関節の変形

病状が進行してくると、関節が破壊されることで指の長さが短くなったり、関節が脱臼をしたりして変形が起こるようになります。

関節リウマチと合併症

免疫異常による関節リウマチは、その他の自己免疫疾患などの合併症を招くこともあります。合併症には橋本病、シェーグレン症候群、アミロイド―シス、骨粗しょう症、うつ病などがあげられます。

女性に多い病気って本当?

関節リウマチの特徴の一つに男性に比べて女性の発症率の多さがあります。ここからは、その原因について詳しく見てみましょう。

関節リウマチの発症率

関節リウマチの患者は全国に約70万人はいるとされ、年代別では30~50代での発症が多くみられる特徴があります。そして、性別では女性の発症率が高く男性の5~6倍多いです。

女性に多い理由

男性と比較して女性に関節リウマチが多いのは、女性ホルモンの影響が原因だとされています。女性の体は妊娠ができるように作られているため、免疫システムが男性よりも複雑であることが関係していることが、免疫異常による関節リウマチにつながります。

妊娠・出産は出来る?

関節リウマチは妊娠と出産を経験する年代でも発症するため、赤ちゃんへの影響を心配されますが、関節リウマチを発症していても妊娠と出産はできます。ただし、妊娠中は薬による胎児への影響を考えて、一定期間は薬の服用を中止することもあります。

若年性関節リウマチ

関節リウマチは主に中高年に多くみられますが、16歳以下の小児期に発症する慢性関節炎の若年性関節リウマチもあります。

どんな検査をするの?

関節リウマチの発症後は病院で適切な治療を受ける必要があります。ここからは、病院を受診したときに、どのような検査が必要であるか見てみましょう。

関節リウマチ4つの診断基準

関節リウマチの検査では、痛みや腫れの症状がある関節の数、症状が続いてる期間、炎症反応の有無、リウマチ因子・抗CCPの有無など、4つの結果から関節リウマチの診断がくだされます。

治療方法は?

検査の結果から関節リウマチと診断されたら、病院では次のような治療が始まります。

4つの治療方法

関節リウマチの治療方法は、薬物療法、生活指導、リハビリ、手術の4つが症状に合わせて行われます。関節リウマチの主な治療は薬物療法ですが、その中でも強い抗炎症作用のあるステロイドは、関節リウマチの症状を緩和するとされて治療に使用されています。しかし、その効果は限定的なものであり補助的な役割として、免疫の働きを整える薬などと組み合わせて使用されています。また、関節リウマチの症状によっては、破壊された関節や骨を手術で治療することもあります。

関節リウマチは難病指定?

症状によっては手術も必要になる関節リウマチですが、慢性的な関節リウマチは難病指定の対象疾患になっていません。

命に関わる病気ではない

関節リウマチは強い痛みから日常生活に支障がでる病気ですが、命に関わる病気ではないと判断されています。難病指定には、血管炎などを伴う重篤な悪性関節リウマチは対象疾患とされますが、内臓などに障害がなく関節の機能が低下した関節リウマチは対象外になります。

どんな病院を受診すれば良い?

関節リウマチの症状に気づいた場合は、専門医による適切な治療を開始しましょう。

膠原病、リウマチ専門医へ

関節リウマチの治療には、治療薬に習熟し合併症やその他の膠原病にも詳しい専門医の適切な治療を受けることをおすすめします。

早期治療が大切!

関節リウマチといえば、以前は発症後に10年以上の時間をかけて関節が破壊されていくと考えられていました。しかし、研究が進む中で関節リウマチの進行は、発症後から1年以内で急速に関節が破壊されていくとわかっています。関節リウマチは早期発見と早期治療がとても重要です。生活動作や仕事への影響を減らすためにも、初期症状である起床後の手のこわばりなどに気づいたら、早めにリウマチ専門医へ相談をするようにしましょう。